残念ながらこの製品はお売りできません!!エコシンク®(eco-sink)は建設現場毎に「レンタル」をして運用のお手伝いをしながら現場にて発生した水溶性塗料の洗い水を浄化し、法的基準に従ってクリーンな水にして排水することを目的とした製品です。

エコシンクの必要性・導入メリット

現状とその必要性

シックハウス症候群、大気汚染等の防止を目的として、2007年4月より揮発性成分(VOC)の規則が施行され、環境対策として水溶性塗料への切り替えが急速に進みました。建設、住宅工事の現場に於ける塗料も、大半が水への浸透性が高い水溶性塗料を使用しています。反面、新たな問題として、水への浸透性の高い水溶性塗料の洗浄水処分で年々染色事故の件数が増加してきています。当事者の業者はもとより、元請けである建設会社様に対しての刑事罰や、現状復帰のための費用負担等の直接的ダメージを受ける事例が多発しています。また、マスコミ等の報道も出始めており、企業の信用に傷が付きイメージを損なうことが予想されます。企業の社会的責任、リスクコントロールが求められ、企業内に於けるリスクアセスメントの必要性が今後益々重要とされます。

この製品を使用して環境に配慮した工事に取り組んで頂いている工事企業様と関連リンク

エコシンク®(eco-sink)は「全国低層住宅労務安全協議会」推奨品です。

 

エコシンク商品紹介

一次ろ過パーツ構成名称

一次ろ過セットと運用方法

改正産業廃棄物処理法について

工事現場等で発生した水溶性塗料の洗浄水は産業廃棄物です。
そのまま未処理で排水をしたり、収集運搬業の資格のない塗装業者が持ち帰えったりする事は不法投棄として罰せられます。(環境省の見解)
『平成22年3月の国会にて「産業廃棄物処理法」が改正され、より厳格化されました。主な骨子として不法投棄をすると、現行では5年以下の懲役若しくは(と)1億円以下の罰金 の併科が、改正では3億円以下の罰金に引き上げられました。
更に、建設に伴う廃棄物の処理責任は下請け業者ではなく元請けにあることが明記され、不適正な廃棄物処理を土地所有者ら(近隣住民も含む)が発見したときには、速やかに知事や市町村長に通報する努力義務を定めました。
環境省によると、環境関連法で定める法人への罰金では3億円以下が最も重いレベルとの事です。』

つい最近、某大手マンション建設企業の子会社の管理修繕会社が工事現場にて塗装業者が水溶性塗料の洗浄水を雨水管に通して河川に放流したため産業廃棄物の不法投棄として告発され書類送検される事件が発生し新聞、マスコミ等にて大々的に報道されました。
以上の事でもお判りの通り環境対策に対する規制は今後益々厳しくなり取り締まりも厳格に行われる事が予想されます。
企業の代表者は元より担当部署の責任者、取り扱い業者の刑事罰や責任の負荷回避は当然ながら、企業そのものの信用を守るためにも違法行為に対する対策の必要性が求められると思われます。

 

排水事故による汚染事件~「環境」と「企業の信用」を守りたい!~

水溶性塗料の洗い水は「産業廃棄物」です。現場でそのまま排水すると不法投棄として、重い刑事罰が科せられます。
また、収集運搬の資格がない塗料業者様が持ち帰ることも違法となります。

汚染事故例の写真

側溝にペンキや油を流さないで!

多摩地区の大部分は下の図のように、下水道のしくみが、雨水と生活排水(汚水)を流す管が別になっています(分流式下水道)。このような分流式下水道地域では、側溝にペンキや油を流すと、直接河川へ流れ出て、川が真っ白になったり油が浮いたりといった環境汚染を引き起こすことになります。
側溝は、道路に降った雨を流すための施設です。皆さんも、ペンキや油などは布で拭くなど廃棄物として適正に処理を行い、河川の汚染防止にご協力ください。

水性塗料洗い水の排水処理手順~水質汚染濁を防止するため~

1.洗い水がたまったバケツ容量18ℓに対し固化剤「ミズトリート」を容器の1/2程度入れます。

◆道具洗い後投入と分離をお願いします。
◆処理回数を増やすことにより、洗い水の濃度を薄めに調整します。
◆固化剤容量は500g/本ですので18L缶で250g程度(1/2)の投入となります。

2.固化剤投入後、洗い水をかきまぜます。

◆電動かくはん機をご使用の上、10秒かくはんし20秒ほど待った後、5秒再度かくはんしてください。
◆人力でかきまぜる際は、ひしゃく等で分離状態を確認しながら4-5分程度かき混ぜる必要があります。

3.分離時間を十分にとってください。

◆できるだけ排水までの時間を長く取るようにお願いします。
◆最終日あと片付け時などに発生する排水も最低5分以上待ってから排水してください。

4.バスケット上から排水します。

1.分離済みの廃水を1次ろ過バスケットの上から流してください。
2.1次ろ過バスケットは必ず設置して使用してください。使用しないとつまりの原因となりますのでご注意ください。

5.一次ろ過マットに残った凝集物

排水後の一次ろ過 装置内の凝集物残渣状況。

6.排水後と排水前の比較

左が排水前の塗料液。
右がろ過後排水の状態。

7.凝集物をこぼさないように包み込んで取り出す。

一次ろ過マット梱包形状と予備一次ろ過マット入れ兼使用済みマット回収BOX

8.一次ろ過マットごと回収BOXに収納

右の写真が一次ろ過マット内の凝集物

8.一次ろ過マット回収後のバスケット

9.一次ろ過マット再セット状態

 

廃塗料安定固化処理

はじめに

今まで固化処理が不可能とされていた廃塗料・期限切れ塗料(油性、水性、油性・水性混合)を独自に開発した安定固化剤により、廃塗料を瞬時に固化し、有害物質・重金属類等を再溶出しない革命的固化処理方法で固化処理をして、100%セメントリサイクル原料として再利用する処理プラントの許認可を取得しました。

安定固化処理とは

液状の廃塗料は「廃油」に分類されます。その処理方法は中間処理として大半は焼却を行い、残った燃え殻を埋め立て処理します。
弊社開発の安定固化剤「ジェット-P」で、廃塗料を安定固化し一滴の水分を流すことなく処分が出来ます。乾燥固化物とした場合は「セメント原料」として再資源化され、中間処理の焼却は不要となります。

目的と期待される効果

液状の「廃油」を安定固化・乾燥固化し「セメント原料」とすることで、焼却による二酸化炭素や煤煙・焼却灰などの発生を防止できます。「セメント原料」として再資源化を図ることにより環境への影響を小さくすることができます。

処理固化物のリサイクルによる有効利用

安定固化処理された廃塗料はリサイクル資源原料として、セメント工場でセメント原料として使用され、最終処理場等への埋立処分は一切しません。そのため、廃塗料はセメントという名前に生まれ変わり、産業廃棄物ではなくなります。